2016
16
Sep

インタビュー

”チアリーダーを増やして、愛の溢れる社会を創る”大森愛美(津田塾大学3年)

%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-17-10-18-27


%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-09-17-10-18-27

【Profile】

大森 愛美
[津田塾大学/3年]

「チャッカウーマン」という、ワークライフシナジーを女性達に普及する学生団体の代表を務める。小学校3年生から、自分が母子家庭だった事もあり貧困について課題意識を持つ。そこから、小学生にしてNGO団体にインタビュー、15か国を周り世界の貧困について学ぶなど、精力的に活動を行う。

 

篠田:今日はチャッカウーマンの代表として活躍されている大森さんにお話しを伺います!大森さん、今日は宜しくお願いします!

 

大森:宜しくお願いします!なんかすごく緊張しちゃいますね笑

 

篠田:緊張しちゃいますよねー笑

じゃあ、アイスブレイクという事で大森さんの最近のマイブームを教えてください!

 

大森:そうですね…やっぱり食べる事ですかね笑 食べ歩きも趣味なので!

 

篠田:おお、私も同じくです!特にハマってるものはありますか?

 

大森:そうですね、エンガワと炙りトロサーモンですかね。たまりませんよね。

 

篠田:完全に酒飲みの発言ですね笑 大森さんのイメージ的にパンケーキとかかと思ってたんで意外ですね。ギャップ萌えです。

 

大森:ありがとうございます笑 日本酒だと赤武とかが好きですねぇ〜。

 

篠田:( 詳しい…)

 

”母の背中を見て学んだ、「ワークライフシナジー」の大切さ”

 

篠田:では、現在大森さんが取り組まれているチャッカウーマンについて教えてください。

 

大森:はい、チャッカウーマンは「ワークライフシナジーを目指した女性を排出する」、という理念を元に活動しています。

具体的にやっていることは、月数回の女子限定イベントを開催しています。そこでは、女性のキャリアプランに対する相談に乗り、アドバイスをすることによって女性が理想のキャリアを築けるようなお手伝いをしています。

イベント以外には、フリペーパーの発行も行っています。私は7月後半から代表になり、現在3名という小さな規模で活動しています。今後は20人くらいの規模にして、より拡大を狙っているところですね。

 

%e3%83%81%e3%83%a3%e3%83%83%e3%82%ab%e3%82%a6%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%b3%e7%b5%90%e6%88%90%e6%97%a5

(チャッカウーマンメンバーとの写真)

篠田:ワークライフバランスという言葉はよく耳にしますが、ワークライフシナジーは初めて耳にしました。どういった意味なのですか?

 

大森:実際まだまだ浸透していないので、ご存じない方も多いと思います。

ワークライフシナジーとは、仕事も家庭も、お互いがお互いのメリットとなるような状態のことです。

仕事が家庭でのモチベーションになり、家庭が仕事のモチベーションを上げるような状態ですね。

 

篠田:なるほど。ワークライフバランスではなく、あえてワークライフシナジーを目指すのは何故なのですか?

 

大森:それは、私の実体験に基づいています。実際、私の母は女手一つでしたが、ワークライフバランスは取れていたと思います。仕事も家庭も本当に必死で取り組んでいたので。

でも、完全に分離して取り組んでいる印象でした。私は、両者を完全に分離して取り組まなければならない、という必要はないと思います。

ある企業では全員18時退社を徹底したことで、家庭が充実しただけではなく、売り上げも伸びたそうです。これからは、仕事と家庭の両立ではなく、シナジーを生み出すような仕組み作りをしていくべきだと思っています。

 

篠田:なるほど、これからはワークライフシナジーを意識したキャリア構築が必要なんですね。

 

大森:その通りです。だからこそ私たちは、意識せずに自分のキャリアを築いてしまう女性を減らそうとしています。

出産してからワークライフシナジーを認知したとしても、実現可能性は低くなってしまいますからね。そのため、学生のうちから自己分析をし、一人一人がなりたい将来を描けるお手伝いをしています。

”コンプレックスが産んだ、生まれた環境で全ては決まらないという意志”

篠田:なぜチャッカウーマンの代表として活動しようと思われたんですか?

 

大森:日本の母子家庭の貧困を改善したいと思ったからですね。

こう思ったきっかけは、子供の頃からのコンプレックスから来ています。私は母子家庭で、ヤンママの母に育てられてきました。

もちろん、私を何不自由なく育ててれた母にはとても感謝しています。でも、小さい頃から周りの子との生活レベルの格差がコンプレックスでした。

小学校の頃は、私の周りは裕福な友達が多く、いつも着るものから食べるものまで違っていました。母は働きに出ていたので自分の周りのことは自分でやっていましたし、友達に自分と比べられることも多かったです。

子供ながらにもその差に気付いていて、「ああ、自分とこの子達は違うんだ」と思っていました。自然とその子達との経済的な差に劣等感を感じていたんですね。

slack-for-ios-upload

(なんでも自分でこなしていた幼少期)

篠田:そうだったんですね。そこから母子家庭の課題に目をむけるようになったんですか?

 

大森:いえ、最初は国外に目を向けていました。小学三年生の時、たまたまアフリカの貧困をテレビの番組で観たんです。

衝撃でしたね。

レベルが違うまでも、自分のように生まれた環境によってその後の生き方まで制約されてしまう。こんな状況を生み出してしまう仕組みをどうにかしなければ、と思いました。

そこからは途上国支援の活動をしたいと思うようになりましたね。小学6年生でNGO団体にインタビューをしたり、途上国のために自分がどういうことができるのかをひたすら吸収していきました。

女性にフォーカスするようになったのは、タイムズでアフリカの貧困女性の記事を見たことによって、女性の地位の低さに課題意識を持ったからです。

そのまま国際協力を学んでいこうと考え、津田塾へ入学し、15か国を回るなどして自分の目でも国際協力を学んできました。

 

篠田:なるほど、最初の頃は日本の貧困課題ではなく、むしろ海外に目を向けていたんですね。

そこからどうして現在の日本の母子家庭の貧困という課題に関心が向いたのですか?

 

大森:ヤップ島の人々と二週間過ごしたことがきっかけですね。ミクロネシアにヤップ島という、自給自足で文明もそれほど発展していない島があるんです。

そこは自給自足なので従属するような仕事もないんですね。だから、時間という概念もないんです。

日本と比べると、決して経済的に豊かでもないですし、不便なことも多い。

それでも、彼らはとても幸せそうに毎日過ごしていました。

私は彼らの価値観が気になって、「何が一番大切ですか?」って聞いてみたんです。そしたら、彼らがなんて言ったかと思いますか?

「サポートだ」って言うんです。

彼らの社会は文明はないからこそ、支え合うことが純粋に大切で、重要な社会なんですね。

p8230883

(ヤップ島の人々と、時間の概念の無い二週間を過ごす)

 

篠田:意外な答えですね…その答えを通して、大森さんは何を思いましたか?

 

大森:それまでは途上国は貧困だ、日本より大変だからどうにかしないと、思っていたのですが「日本人の方がかわいそうなんじゃないか?」と思うようになりました。

経済的に豊かと言われる日本ですが、自殺率はトップレベルでストレスにまみれている。実際、帰国した時に電車の中で辛そうな顔で通勤している人々を見て、「海外の前に日本ですべきことがある」と気づきましたね。そこから、国内に目を向けるようになり、意外にも先進国の中で日本の貧困率が高いという事実も知りました。

まずは国内の課題から取り組まなければ、と思い、自分の家庭環境も伴って母子家庭の貧困という課題にフォーカスするようになりました。

 

ページ:

1

2